1949-10-08 第5回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
○岡良委員 大体現行の制度では、一世帯当りの生活保護のための交付金は五千二百円程度だと思いますが、これは地方によつて物價事情その他の事情によつて、非常な差があることと思います。
○岡良委員 大体現行の制度では、一世帯当りの生活保護のための交付金は五千二百円程度だと思いますが、これは地方によつて物價事情その他の事情によつて、非常な差があることと思います。
しかしそのかわりに二千二十二億という價格補給金が出て、その價格補給金によつて物價の水準を從來のままにすえ置くという方針を、政府はとられたのだろうと思う。経済情勢の変化を今指摘されましたけれども、その点をどう押えるかということによつて、價格調整費の削減ということはただちに物價に響いて來る。
しかしがらこのことによつて物價が上る、さらに賃金を上げなければならぬ、生計費への影響というようなことを考えますれば、この價格調整費なるものの本質から考えまして、ただこれをとるというだけでもつて、はたして國民の負担が軽減されるかということになれば、この点は深く研究をいたさなければならぬ点でありますので、ただいたずらに價格調整費を削減するということではございません。
從つて物價が上れば労賃を上げなければならないという原則は、実質賃金を下げないという原則を守らんとする以上当然だと思います。我々は物價が上つて賃金も上ると、上つた場合にはそうしなければならないのでありますけれども、それよりは物價を上げないで安定させるという現政府の施策が成功することをひたすら冀つておるのでありまして、考え方の中心はそこに置かなければならないと思います。
○説明員(目黒清雄君) それはそういう意味じやなくて、その年その年によつて変るというのは、災害査定の基準が場合によりますと、例えば先程お話した通り、府縣の財政を見ましても、普通百万円以下は査定の國庫補助の対象にしないとかというような基準がありますから、この基準は土地々々によつて物價と地方財政と睨み合せて変つて來るということと、それから最近の変り方としては、今の原形復旧主義に捉われないで、再び壞れないような
そこでそれではこれによつて税收の方にどう響くか、つまり償却を相当思い切つたところまでやる、そうしてそれによつて物價の方も或る程度勘案して行くということから見まして、どのくらい税收に響くかということも必要な資料であると思いますが、これはまだはつきりした確定的な資料はございません。ただ本年度法人税の收入として上げております金額が二百七十二億円であります。
まあこの問題は、結局成るべく企業を自然的な状態の下において合理化を図るという見地からしますと、勿論漸減するという方針におきましては各方面におきましても異論がないようでございますが、然らば果して補給金を大幅に削りましてマル公がどのくらい上るか、それに基きまして賃金等にもどういう影響があるか、全体のそのことによつて物價水準にどういう響きがあるかといつたうな問題と関連して決めませんと、相当大幅な削減はむずかしいというふうに
從つて物價廳が言われるように、やみ生産にあらず、りつぱな農林統計の價格差益金に織り込まれるならば、これはあなた方が苦しんで全國各地を実地調査されなくても、りつぱに統計が出ておりますから、それによつて決するならば、ごく簡單に決定いたしますから、それではつきりいたしました。
從つて物價が上り賃金が上ることによつて、増加運轉資金はかなりふえるということになりますが、それが上らなかつた結果、そんなにふえないで済んだということが一つ原因だろうと思います。もう一つの原因は、これは計画そのものに、率直に申しまして誤りがあつたというふうに、今から振り返つて考えられるのであります。
私の考えでは、逆に減少したら補給金が減るのでなくて、減少したということはそれだけ操業能率が低下する、あるいは原單位が上るということによつて、物價の低位安定ということが維持できないじやないかということを非常に心配をいたしております。それに対する見通しをお伺いいたしたい。
先ず本部について申上げますれば、本部の旧定員即ち三月一月の定員は、中央千三百二十一人、地方が五百四人、計千八百二十五人でありまして、そのうち今回の本部の機構改革によつて物價局を廃止し、物價廳へ事務を移管することとなりました関係から、同局の定員五十八人を差引きますと、千七百六十七人ということに相成る次第でありまして、これに対して新定員千二百四十八人でありますから、その差五百十九人が整理せられることとなるのであります
言換えればデイスインフレという言葉でよく言われますが、今日の通貨水準というものを維持して行く、通貨の増発によつて物價騰貴を涙來せしめないようにするというふうにも表現ができると思います。こういうことが今後における金融政策にある。言換れば金融政策に一つの大きな轉換がある。從來はインフレというものが、主として無論これを含めて財政資金的な方面から出て來ておる。
○仲矢参考人 そういうものもありますし、それから先ほど私が申し上げましたように、予算がとれるはずで内示発注をいたしまして、あとから予算が予定通りにとれなかつたとか、あるいは物價改訂によつて物價の値上りの見込みが最初の契約当時とは違つて來たとか、そういうようなことで契約ができたものでも、あとで金額が値上りになつたために支拂いが不十分になつたというようなこともおそらくあると思います。
また旅客運賃と申しましても、本店、支店間に頻繁なる連絡をとらなければならないような業種におきましては、むしろ貨物運賃を引上げる以上に、旅客運賃を引上げることによつて物價は引上がるのであります。それに貨物運賃をわずかに二%、三%引上げるという問題でありますならば、何もこれは大して物價に影響はないのであります。
これも成る程ごく僅かであつて物價の影響というものは殆んどないと言つてもいいかと思いますが、併しこれは一般大衆の氣持、人々の氣持というものを考えて見なくてはならないのであります。例えば少し上つても、政府がものを上げるということは、やはり今日のデイスインフレーションのときに、一方において値上げをするということはちよつと逆行したような形になります。
從つて物價が上つたから、それにスライドして通信料金もどんどん上げていいということにはならないのであります。実際これは個人におきましては、個人の郵便利用率というものは非常に少くて、ここに第八表に出ておりますが、通常郵便物を利用する率は一年間にたつた十通、その金額が二十三円になつておりますから、これを幾ら上げたつて、個人がそれによつて受ける影響というものは非常に少いのであります。
これならば、この法案自身も要するに——あなたの御説明でほぼ私は了解できかかつているけれども、そういう嚴たる態度がなかつたならば、五百十八億の問題については從來のままで、しかも六ページの説明によりますと、ほとんど前年度同額であつて、物價、賃金の改訂を考慮すると、その事業費は前年の約八割程度にとどまると思う。
今御指摘のように、全体の経営が同じであるから、從つて物價の関係から考えると、雇用量はむしろ減るおそれがあるのじやないかということは、これは土橋さんからであつたかどうかわかりませんが、そういう御指摘がしばしばあつたと思いますが、その傾向はあると思います。
外國の例と比べると必ずしも高くないとおつしやるかもわかりませんが、物價の事情が違つて、物價の水準が高い。そこへ持つて來まして高率課税がかかるということになりますと、これまた消費税として、全体の購買力から考えて行つた上の物價が、高くなるという関係にあるわけであります。その点はもうすでに酒の消費税で十分おわかりのことであり、たばこのピース等における状況から十分わかつておられると思うのであります。
從つて物價の改訂を必要とすることを避けるために今度はそうやつたというようなふうに聞いておりますが、これは或る程度は事実であります。併しながら或る程度は必ずしもそうでない。貨物運賃の引上げをいたしましても、その程度によつては第一次においてすでに吸收できるものがある。二次、三次においても吸收できるものが相当あるのであります。
從つて、物價統制令との関係から、これらの事項に関しては、運輸大臣と物價廳長官との共管によつて処理されることとなる。そういう規定であります。
從つて物價に適應した料金、それに対する値上げであるならば、それは賛成です。しかし現在の場合、一般物價に比例して料金は安い、だから上げるということですが、現在の物價というものはどういうぐあいで、だれがきめているのかということになると、これは低賃金政策と低米價政策、それらの一切の政策の中から出て來ている物價であつて、大衆收奪の予算に含まれたところの人件費、物件費を基礎にしたところの料金値上げの案です。